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【本】『完 子どもへのまなざし』/佐々木正美

完 子どもへのまなざし

2011年6月購入?(2012年6月再読。)

「子どもへのまなざし」シリーズの3冊目であり完結編。
私は3冊とも読みました。(購入したのは1冊目と3冊目。)

本書は、前半は発達論全般について1冊目と2冊目の復習的な内容、後半は発達障害について書かれています。
後半半分を発達障害について書かれている事がポイントであり、逆を言えば、「現在の子どもの発達を取り巻く環境において発達障害は見逃せない」という事が、佐々木先生からの提言であるということです。
一言で発達障害といっても内容は広く、また、早期に気付くこともあれば大人になって気付くこともあります。ただ、共通して言えるのは、その人の特性を認め理解すること、そしてこちらから寄り添う必要があるということです。
しかし、この本を読んでいると、発達障害への対応が特別な事ではないと思わされます。もちろん発達障害の方々それぞれに合った丁寧な対応は必要ですが、その基礎となる「その人を認める」という点においては、障害の有無に関係なく、子どもの育児全般に言えることである、と改めて考えさせられました。

発達障害に対する療育方法をを述べた本は沢山出版されてきました。しかし、それと向き合う上で基礎となる、発達障害とは何か、発達障害と向き合う基本的な心構え等が端的にまとまっているという意味において、希少な1冊だと思っています。

「完」という言葉が表す通り、佐々木先生の長年の活動の総集編であると感じると共に、講演会で直接先生のお話を聞いているような気持ちになります。

【追加】
購入後に1度読んでいたのですが、その時に書いていなかったので、再読したのを機に今回改めて書いてみました。奇しくも、先日聴講したセミナーの講演者である関水先生は、この佐々木先生と共に小児療育センター(横浜市)で長年子どもの発達分野で活躍されてきた方です。このセミナーの前にこの本を読み直したのは偶然でしたが、再読とセミナー参加により「特性を理解し寄り添う」という基本概念を再確認させられた気持ちでいっぱいです。

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